La−PP(ドゥラモ ラ・ピーピー)
パーマ&矯正の前処理、中間 保護補修材
特徴
分子量が25000〜45000の高分子ケラチン結晶性のフィブリルに絡みつき強度を強くする。
<主要配合成分>
プロティキュートUαα―ケラトース
αケラトースは、成分表示ではカチオン化加水分解ケラチンと書かれる場合があります。また、羊毛のフィブリルから抽出された結晶性のケラチンです。最多の分子量は20,00040,000で、本来ケラチンが持っている18種類の
アミノ酸をすべて含んでいます。αケラトースは、疎水結合する疎水性の部分を多く含み、さらに、イオン結合との複合作用によりしっかりダメージホールに留まります。
ケラチンアミノ酸【生体系保湿成分】
ケラチンを完全に加水分解して得られるアミノ酸の混合物である。グルタミン酸、シスチン、セリン、アルギニン、ロイシンおよびイソロイシン、プロリンなどを多く含む。
皮膚、毛髪のコンディショニング、作用があり、頭髪用
化粧品、
クリーム、
乳液、ネイル
エナメルなどに使用される。
尿素尿素の結晶の構造には、小分子が入るのにちょうど良い大きさの空孔がある。そのため尿素は、ヘキサンなど、さまざまな化合物と安定な包接化合物を作る。過酸化水素との包接化合物(尿素-過酸化水素付加体、略称 UHP)は、固体の形で取り扱える酸化剤として市販されている。
尿素の用途として、保湿クリーム・肥料などとして広く使われており、ホルムアルデヒド (HCHO) と反応させることで尿素樹脂(ユリア樹脂)も得ることが出来る。高濃度の水溶液はタンパク質、核酸を変性させる作用がある。
ケラチンタンパク質には、フィブリルを形成する結晶性ケラチンと、
マトリックスを形成する非結晶性ケラチンがあります。私たちは、羊毛からこの2種類のケラチンを分離して、フィブリルを加水分解したものをα-ケラトース、マトリックスを加水分解したものをγ-ケラトースとしました。さらに、αとγを単独あるいは複合した処方によって、髪に強度を持たせたり、逆に柔軟性を与えるなど、用途に合わせてさまざまな効果を生み出すことができます。
これまで実用化されてきたケラチンは、毛髪中の天然ケラチンに比べて分子量が非常に小さく、髪のダメージ部分に「点」の状態で浸透して補修・修復を行ってきました。一方、プロティキュートは、天然ケラチンの分子量にごく近く、従来のものより分子量が大きいため、髪の傷んだ部分を「点」ではなく「面」で包み込みます。これにより補修・保護効果が高まり、さらに絶妙のアミノ酸バランスによって、糖やアミノ酸などの親水性成分と皮脂などの疎水性成分を共に包み込み、安易に流出しないよう保持する働きにも優れています。
ブリーチ毛を、10倍薄めたプロティキュート(γ-ケラトース)と、従来の低分子量の加水分解ケラチン液に、それぞれ40℃で30分間ひたしてから、「室温処理」では室温状態で脱水→
洗浄→
乾燥、「熱処理」では、脱水→熱処理(40℃で30分)→洗浄→乾燥を行った場合の、引張強度、引張伸度、コシの強さを測定してみました。その結果、プロティキュートでは熱処理を行うことによって、従来の低分子品よりも引張強度、引張伸度、曲げ剛性が向上し、さらに熱処理により内部に浸透したγ-ケラトース分子が固着しやすくなることがわかりました。
髪がダメージを受けると、毛髪からタンパク質が流出して、水分や油分の保持能力が低下します。プロティキュートは、髪のダメージ部分に吸着し、抜け出したタンパク質を補うとともに、弱った髪にコシとツヤを与えます。ただし、キューティクルが剥がれた髪を元の健全な髪に戻すことはできません。髪のダメージの予防として、髪を保護する目的で用いると、プロティキュートは最も大きな効果を発揮します。
正常な毛髪を、プロティキュート(α-ケラトース)を添加したブリーチ剤の中にひたし、40℃で24時間ブリーチ処理を行ったところ、
シャンプー・ブロー後には、キューティクルの剥離や分解が少なくなっていたというデータがあります。
ブリーチ剤によるキューティクル損傷に及ぼす毛髪保護効果
ブリーチ処理毛
ケラトース濃度(%) 強度(gf) 伸度(%)
0 177.2 60.4
0.5 189.6 62.2
5.0 195.5 67.1
ブリーチ未処理毛 198.9 70.1
ブリーチ処理後の毛髪の表面
(左:プロティキュート添加、右:添加なし)
正常な毛髪とブリーチ処理した毛髪に対して、プロティキュートを中間リンスとして用い、塗布後に浸透と固着効果を上げるために40℃で加熱処理を行ったところ、第2剤前にプロティキュートで処理することによってかなりの強度の低下を防ぐことができました。また、ブリーチ毛においては、パーマ剤によってかなりキューティクルが剥がれましたが、プロティキュート処理によって剥離が抑えられました。
パーマネントウエーブ処理における毛髪保護効果
正常毛 ブリーチ毛
強度(gf) 伸度(%) 強度(gf) 伸度(%)
パーマ処理前 198.9 60.4 195.2 59.5
中間リンスなし 168.0 65.6 96.3 70.9
中間リンスあり 183.0 62.3 108.7 66.8
パーマネントウエーブ処理における毛髪保護効果
(左:パーマ前の正常毛、中:パーマ後のプロティキュート処理毛、
右:パーマ後の市販低分子ケラチン処理毛)
前のパーマ剤での実験で中間リンスを行った毛髪のウエーブ状態を測定したところ、プロティキュート処理によって、非常に高いウエーブ効果が得られることがわかりました。また、正常毛とブリーチ毛とのウエーブ効果値が近いという結果は、毛髪が傷んでいる先端部分と余り傷んでいない部分とが同じくらいのウエーブ状態であるということを意味しており、先端が掛かりすぎ、根本は掛からないという、従来のパーマネントウエーブの問題点を解決できます。
パーマネントウエーブ処理におけるウエーブ形成能向上に及ぼす効果
ウェーブ効果(%)
正常毛 ブリーチ毛
中間リンスなし 50.6 63.4
中間リンスあり 82.6 80.3
ダメージを受けた髪は、内部のタンパク質が部分的に分解されているため親水化されています。酸性染料は、酸性条件では親水化された部分に吸着されますが、疎水部分が少ないため染料が固着されにくく、その後のシャンプーで簡単に洗い流されてしまいます。そこで、ヘアマニキュアの前処理としてプロティキュートを用いると、髪の内部を疎水性にし、酸性染料が固着する部分が多くなり、色が濃く染まり、色落ちを防止する効果も見られます。